■幸せの帰る場所  *とっても短編です。
<出演者> 4〜7人
<時間>
<時代> 現代
<難易度> ★★
<コメント> 非常に短くて簡単なので、あとは演出しだいです(←他人任せ)
特別な衣装や舞台装置が要らないのが魅力(笑)
冒頭部分では、病室のベットで寝ていることになっていますが、椅子に座っていてもいいと思います。とにかく病人に見えればいいので。
あと、鳥が出てきますが、咲子と父と光輝にしか見えない設定なので、観客にも見えなくて当然です!・・・さすがに鳥は飛ばせませんのでそういうことに(^w^;)
はっきり言って、前半は光輝の独り芝居なので、光輝役は大変・・・・やりがいがあります(笑
<登場人物> 岡本光輝(おかもとこうき):主人公。高校生。16歳。
岡本光輝(おかもとこうき)の子供時代:冒頭でちょびっと出てくる。
深川咲子(ふかがわさきこ):高校生。15歳。自殺しようとしていたところを、光輝に助けられる。
岡本みのり(おかもとみのり):光輝&咲子の姉。10年前、深川家から岡本家に引き取られる。5年前に病気のため死亡。
深川宗助(ふかがわそうすけ):咲子&みのりの父。
深川燈子(ふかがわとうこ):咲子&みのりの継母。嫌な女。
*人数が足りないときは、咲子とみのりは同じ役者が演じてもいいと思います。
*その他、光輝父母を登場させてもいいと思います。自由に♪
<あらすじ> 「鳥はどうして飛べるか知ってる?」陽のあたる病室で姉・みのりに尋ねられた光輝。「帰る場所があるから」と寂しげに空を見上げる姉。そんな姉が死んだ夜、光輝は一羽の白い鳥が病院から飛び立つのを見ていた。−それから5年。高校生になった光輝がいつものように学校に行くため家を出ると、目の前にあの日の鳥が飛び込んできた。思わず追いかける光輝。いつの間にか、見知らぬ隣町まで来てしまう。鳥を追って見上げた先に、マンションの屋上から今にも飛び降りようとしている少女の姿を見つけた。急いで止めに入る光輝。少女から事情を聞くうちに、ある事実が浮かび上がる。この子は、みのりの妹・咲子ではないか?そしてあの鳥は?そこに咲子の父と継母が現れ、咲子を無理やり連れて帰ろうとする。「逃げよう!」と咲子の手をとる光輝。姉さんは、君に幸せを運ぶために帰りたがってたんだから。−その後、光輝の家に引き取られる咲子のもとに、父から手紙が届く。燈子と分かれたこと、姉さんを里子に出したときのこと、咲子の幸せを誰よりも願っていること・・・少しずつ、時が動き出す。幸せだったあの頃に、そして、幸せな未来に向かって。「おかえり、姉さん!!」
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